【横浜・平沼橋】150円!猛暑に捧ぐ、氷屋の本気「純氷」かき氷という幸福
うだるような暑さ。アスファルトが陽炎を生む午後。
テレビをつければ、都心の洗練されたカフェで、フルーツが宝石のように飾られた高級かき氷が映し出されることもしばしば。
お値段、一杯3,000円!。もちろん、それはそれはおいしいのだろうけれども。。。
私たちが今、本能で求めているのは、もっとストレートで、もっと気楽な、それでいて「本物」の涼ではないのでしょうか。
そんなわがままな願いを叶えてくれる場所が、横浜・平沼橋にありました。

その名も「三光商会」。
一見、昔ながらの卸問屋さんですがお店の前には「氷」ののぼり旗。

『ほんものの味 純氷 使っています』
この一文に感じる、プロの矜持。
「純氷」。調べてみると、製氷に長い時間をかけ、不純物を徹底的に取り除いた、硬くて透明な氷のことだそうです。
雑味がないため、氷そのものの繊細な味わいと、シロップ本来の風味を最大限に引き出してくれるのでしょう。
期待に胸を膨らませてメニューを覗き込むと、二度見、いや三度見してしまいました。

「かき氷 150円」
「練乳がけ 200円」
もちろん高級フルーツは載ってないだろうけれども、お財布にやさしい、うれしい事件です。
「マンゴーの練乳がけ(200円)」を注文。
店の奥から聞こえてくる「シャリシャリ…」という小気味良い氷を削る音。耳から涼を感じます。

手渡されたカップには、ふわふわに削られた純白の氷の山。そこに、夕焼けのようなマンゴーシロップと、雪のような練乳がとろりとかかっています。
一口、スプーンを運ぶ。
シャリ、ではない。
ふわっ、すぅーっと、舌の上で儚く溶けていく。氷のきめ細かさがわかります。マンゴーの芳醇な香りと練乳の優しい甘さが口いっぱいに。後味は驚くほどすっきり。氷に対するシロップの量もバッチリです。

横浜散歩の途中で涼が欲しくなったら、絶対に立ち寄るべきお店を発見しました。
●INFO
株式会社 三光商会
住:〒220-0024 神奈川県横浜市西区西平沼町1-26
tel:045-311-2075
営:7月中旬~9月中旬 8:30~17:30、左記以外 8:30~17:00
*行った日は12:00〜13:00までかき氷はお休みでした
休:7月中旬~9月中旬 無休、左記以外 日曜休業 祝日は午前中のみ営業
http://www.yokohamaice.biz/ice.html







