酒屋と飲食店のおいしい関係vol.7はビブグルマンのお店 こぼれ話、ミシュラン掲載の経緯とは
「ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015特別版」ではビブグルマンを獲得した名店、2024年、自由が丘に移転した『料理 シフク JIYUGAOKA』が今回の舞台です。
https://www.syokuraku-web.com/column/138603/
実は、取材して原稿を書いて、写真をハメて行くと、ハッっと気がついてしまったことがありました。
「一升瓶の写真を撮り忘れた!!」
「大失態ですね笑」と佐藤さんにも笑われました。
こんなことは初めてで戸惑いましたが、シフクさんにお願いしてちゃちゃっと撮らせていただきました。
こういう時、チャリンコで行ける距離だとフットワーク軽く行けて良い。
土曜の開店前に、すみません!!と恐縮しつつ撮影していると、
取材の後にエピソードを思い出したんです、とお二人が話をしてくれたことをこぼれ話として。
ある日、よく喋る常連客と初めてのお客様(男性)が来店したそうです。
常連客は初めてのお客様に、どこに住んでる?仕事は?職場は?などと根掘り葉掘り聞いていたそうです。
はぐらかしながらも、住んでる場所の方向やざっくりとした職種などを明かしながら対応する初めてのお客様。
後日、初めてのお客様がまた来店し、
「ミシュランのビブグルマンに選ばれました。写真も全部こちらにあって、あとは印刷するだけ。載せていいかどうかを判断して欲しい」
みたいな感じで、まさかの自己紹介。
しかし、名刺を切らしていたらしく、部下の名刺だと言って、女性の名前の名刺を渡されたそうです。
ミシュランが元住吉に?いつ写真撮ったの?どの人が調査員だったの?何故自分の名刺を渡さない?と頭に浮かぶのはクエスチョンマーク。
また、その頃流行り出していたのが「オレオレ詐欺」。
写真は撮られたかもしれない、他には特に何も盗られているわけではない、
でも「ミシュラン詐欺」かもしれない!、と全く信用していなかったそうです。
いろんな人に話をしてみると、
「盗られるものがなにもないんだったら掲載OKの連絡したら?」と口を揃えて言うので、掲載OKの連絡をしたそうです。
「そうしたら、ミシュランのビブグルマンに載ったんですよね。ホントだったんですね」
と笑うご夫婦。
そんなエピソードもありつつ、魅力的でなんといってもおいしい『料理 シフク JIYUGAOKA』。
ぜひご覧ください。