元住吉周辺の日本酒好きと共有したい「こんな酒屋が近所にあってよかった」という気持ち
11月です。
夜の家路、冷たい風を感じると、頭に浮かぶのは「熱燗」です。
いやいや、熱燗は真夏だっておいしいのですが、寒いと温もりが欲しくなるじゃーないですか。
そして、あっという間に年越し、A HAPPY NEW YEAR。
年越し、正月といえば日本酒です。
はい、最初から日本酒の話しかしていません。
正月に絶対飲む日本酒があります
正月の日本酒。とても大事に思える言葉です。
ここ数年、栃木県は烏山で洞窟酒蔵を有する島崎酒造の「東力士」を飲んでいます。
なぜなら、近所の酒屋『たけくま酒店 元住吉店』で毎年末、島崎酒造が来店し店頭販売しているから。
酒の味わいはもちろんですが、蔵元から直接語られるこだわりやストーリーを聞くと「東力士」の魅力が増しに増して、毎年買ってしまうのです。
そんな年末の恒例行事を待っている常連さんも多いことでしょう。
そして日本酒はもちろん、近隣のこだわりの飲食店も知ることに
そんな年末の恒例行事では飽き足らず、ある日、急に思い立って、元住吉店店長の佐藤さんにあるお願いをしてみました。
連日、企画書を持って酒を買いに来る私のしつこさに根負けしたのか引き受けてくれた佐藤さん。
たけくま酒店の社長をはじめ、お付き合いのある飲食店と交渉していただき、「酒屋と飲食店のおいしい関係」という企画が成立しました。
●こだわりの酒屋とそこからお酒を仕入れる飲食店、2つの視点から紐解くお酒、料理の魅力に迫ります。
川崎においしいお酒を扱う酒屋があります。蔵元の情熱とこだわりを深く理解し、酒一滴一滴に込められた物語を感じ取る。味と風味を熟知し、来店する地元の人や飲食店の好みに合わせたお酒を提供する酒屋、『地酒や たけくま酒店』。川崎で日本酒を扱う飲食店界隈では有名な、こだわりの酒屋です。
“こだわりの酒屋はおいしいお酒を知っている、おいしい飲食店はこだわりの酒屋からお酒を仕入れているはず”という仮説から『地酒や たけくま酒店』の2号店となる元住吉店店長・佐藤温志さんに相談して実現した、地域に根付いた酒屋と飲食店のおいしい関係を発掘する本企画。
この企画を通じて、ただ日本酒を飲むのが好きなだけの私が、もっと日本酒をおいしく飲む知恵、背景、蔵元のこだわり、飲食店のこだわりなどの知識と喜びを得ていったのです。
温度変化で味わいが変わる日本酒の魅力
たとえば、刺身には冷酒、鍋には熱燗。
料理の温度と酒の温度を合わせるだけで、同じ銘柄でも表情が変わる。そんな小さな発見を、佐藤さんや料理人たちから教わりました。
連載が終わった今も、お店で勉強させてもらっています。
カミさんはただ酒を買いに行っていると思っているだろうけれども、酒屋に行くということ、それは人生を豊かにするための勉強なのです。
熟成酒「熟露枯(うろこ)」は2本買って、1本は放っておくのがいいかも、という話
島崎酒造の日本酒は年末年始だけしか飲まない訳ではありません。
上記連載のなかで、ペルー料理と合わせた、熟成酒「熟露枯」は、スペシャルな時に飲みたいお酒のひとつです。
*ちなみに、フレッシュで華やかなものよりも、旨み凝縮、the田舎酒(抽象的…)が好みな人間の意見です
年間平均気温は10度前後、日光が全く入らない、熟成酒を造り出すには最高の環境なのです。
ほら、こんな話を知ったら飲みたくなっちゃうでしょう
取材中、「熟露枯」は開栓してから、放っておいて熟成の具合を楽しむのもいい、みたいな話にもなり、「そんな楽しみ方もあるのか!」と驚いたのでした。
実際、佐藤さんが開栓してから1年くらい経ったものを飲ませてくれたのですが、同じ酒とは思えない変化と熟成度、その味わい深さに実際驚いたものです。
酒屋で会話をしながら酒を選ぶって楽しい
日本酒はもちろん、焼酎、ワイン、ミード、クラフトビールなど、こだわりのお酒を扱う『たけくま酒店 元住吉店』。*本店もcheck it
ご近所の方は、ふらっとお店に行って店員さんにおすすめを聞いたり、話をしてみると世界が広がるかもしれません。
年末だけでなく、結構頻繁に店頭販売イベントをやっているので、行ってみると楽しくておいしい酒屋です。
こんな酒屋が近所にあってよかった。
きっと、そう思える酒屋は全国各地にあるのでしょうね。
自分好みの酒を探すこと、酒を選ぶことは、誰かの想いと出会うことなのかもしれません。