お寺DX、空海は偉い〜散歩してての想像〜

2022/02/01

お寺DXで築地本願寺がどうの、という記事を見た時に、空海(弘法大師)のゆかりの地である四国の八十八ヵ所の札所を礼拝するお遍路の経済効果がすごいという記事を思い出した。

杖やら白衣やら、お遍路する人の服、四国までの交通費、行く先々でのアゴ枕、外国人にも人気で1,500億円とかそんな話。

この記事を読んだ時思ったことは、空海ってすごい!商売の神様じゃん!
空海は今の経済効果を見越して四国お遍路を開発したんじゃないか、「空海=商売、地域貢献の神様」と自分の中でキャラ付けしたのでした。

実際には、お遍路は修行僧の行動のひとつで空海以前から四国の海岸線で行われていたとかいないとか。
その上で空海の足取りを辿る修行僧が多くなったから、今の四国お遍路の原型ができたとかできないとか色々諸説あるらしいが、そんなことはどうでも良い。
もう、「空海=商売、地域貢献の神様」というキャラ設定にしちゃったんだから。
どっちにしても、空海が関わってるので、空海は偉い。

新型コロナの影響で行動に制限がかかっているので、現在の経済効果はどれほどかわからないがある程度の経済効果はあると予想。

そんなコロナ禍での行動制限は自分自身にも影響し、リモートワークが増え移動が少なくなり運動量が減った。これはコロナ太り、不健康に繋がる。
それを解消しようと、毎日小1時間のチャリ散歩を始め、等々力不動尊に行く機会が増えたここ2年。

等々力不動尊も空海が関係しているらしい。
ということは、ここにも商売の匂いがするものがあるかもしれない。

と、探してみたところあった。

護摩木である。
護摩に使われる木なのだけれども、護摩の詳細はwikiに任せるとして、、、。

300円とか500円くらいで売っている(うろ覚え)。

200円でした(2/1追記)。右側に「願い」「名前」「住所」が書かれた護摩木が収められてます。


まっさらなそれを買い、買った人は各々願いを書いて納める。
納められた護摩木を見ると、
厄難消除、交通安全、身体健全、病気平癒、家内安全、開運招福、恋愛成就、合格祈願
などの「願い」と、「名前」と「住所」が書いてある。

所定の時間になると護摩が始まり、護摩木はゴンゴン燃やされる。
燃やしながら祈祷することで願いが届く、というもののよう。

僧侶のなんともリズミカルで良い声の祈祷、合いの手のように入る鐘などの鳴りモノ、燃え盛る炎。
願いが叶う気がする雰囲気はバッチリ。
なんか頑張れそうな、そんな気にさせるのでしょう。

「願い」「名前」「住所」が書いてある護摩木って、燃やす訳だけど、燃やす前に絶対控えてますよね、これ。
大切な顧客名簿。
なにせ「願い」と個人情報が紐づいているんだから、優良顧客情報じゃないですか。

「願い」「名前」「住所」を護摩が始まる前にお寺の人が顧客名簿に書き写す、そんな光景が目に浮かびます。

さて、寺DX。
書き写すのは面倒臭い。
OCRでも良い。即データ化。
今はAI-OCRというのもあるようなので、「願い」でソートしたり、リピーターの検出とかもすぐできるのでしょうね。
納めるところにAIカメラつけて、「願い」「名前」「住所」に顔も紐付けちゃうっていうのもありなのでは。(個人情報の取り扱いが気になるところ)

それぞれの「願い」に沿ったDMを送るなんてことは造作ないですね。
「恋愛成就」って護摩木に書いた人のところに、マッチングアプリのDM届くとか。(これは名簿売ってる可能性ありですかね)
メタバースでお寺やってます、みたいな話になったら、DMでお誘いできますね。
そうなると、メタバース上では、護摩木にメアドとかLINE、インスタのアカウント書くようになるんですかね。


恐るべし空海!