「最高」という言葉の難しさ - 複数の「最高」はありえるのか?

テレビで
「自身が思う最高に影響を受けた本を2冊紹介してください」
みたいなコーナーをやっていた。(本だったかうろ覚えだけれども使い方はこんな感じ)
すると、観ていた中2女子が言った。

「おかしくね?最高って1個しかないはずじゃない?最も高いんだから1つしかないでしょう」

正しい。

日本で最高の山(一番高い山という意味で)は富士山だ。
一番最高(好きだとか気持ちいいとか茶屋のそばが旨いとか)だと思う山は?と聞かれたらどうだろう。
高尾山とか人によって色々出てきそう。

自分の趣味の範囲で、例えば
「自身が思う最高のバンドってどのバンドですか?」
と聞かれたら、答えられない。
1番は決められない。複数の大好きなバンドが頭に浮かぶ。
そこに優劣はつけられない。
優劣つけられないだろうから「最高に影響を受けた本を2冊〜〜」って2冊にしたのだろうか。
そしたら最高って言わなくても良くねぇか?というのが娘の意見だろう。

最高って難しい。
要は気分じゃないか。
自分でも安易に使っているなぁと思い出す。

実際に、

でも使っちゃってる。

いや、観た時と書いた時は
「最高だ!」
と思ったんだもん。瞬間的に。
そこに、
「THE FIRST SLAM DUNK」は米田竜馬史上最高の映画である!という意味合いはない。

「THE FIRST SLAM DUNK」を観た時、瞬間的に「最高だ!」と思ってしまった。
この時の「最高」は「オオ!」という驚きや感動だったり、「大好き!」って思った、という意味合いが強い。
じゃー、そう書けよ!と思うが、あんまり考えないで文章を書いていると「最高」などと安易に語ってしまう。
「最高」を感嘆符「!」のように使ってしまっているなぁと娘の一言で気がついた。

そんな風に考えていると、
中2女子が、
「あー、アイス食べたい。けど、ないよね?」
「安かったからハーゲンダッツ買ってきたよ、今日」
とカミさん。

「最高かよ」

と中2女子。

やっぱり気分だ。

いや、カミさんは最高だ。たぶん。

*ちなみにタイトルはChatGPTに作って貰いました。その為に、書いてみた。

戯れ言ChatGPT,最高

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