90年代はどういう時代になるのか?

古い雑誌をペラペラと

めくっていると、「90年代はどういう時代になるのか?」という質問に、様々な著名人が答えているページがあった。

その中で、中島らもが

90年代がどういう時代になるかっていうと、時間が余ってくるはずですよ。危ないこととかややこしいことは、ロボットやコンピュータがやるようになって、週休4日制とかにね。そうすると、人間は、あんまり退屈だから、ややこしいことをすると思うんですよね。例えば、編み物。それから、米つぶに、般若心教を書く。音楽でも、エレキじゃなくて弦楽四重奏、建物も、直線じゃなくてうねってたり。そういう複雑でアコースティックなものになるだろうなって思います。

ぴあ People File ’90年代人物辞典

と。
1988年のイベントで語ったものらしい。

テクノロジーが進化して

どんどん便利になって確かに時間も増えているんだろう。そして、シンプルな方向に向かっていると思ったりしていたけれど、逆にいろんなモノがあり過ぎてややこしい状況なのかもしれないなぁ。いろんなモノがあるから、やることもいっぱいあって週休4日はまだ実現していないのか、会社には毎日行くものだ、みたいな概念が捨てきれないのか。。。
AIだなんだで、同じような感じがループしているような気も。

なんて、31年も前(昭和!)の記事を読んで思った令和になる前の平成に思った話。