夏のせいにして、私はラーメンをすすった。元住吉・武蔵小杉、7月の麺活記録

2025/09/03

どうして汗だくになるのがわかっているのに、灼熱の夏に熱々のラーメンを求めてしまうのでしょうか。

クーラーの効いた部屋で冷たい素麺をすする、なんていうのが夏の正解だと頭ではわかっているのに、体が、いや、魂が「しょっぱいアレをくれ」と叫ぶのです。

私の場合、7月がそうだったようです。
記録的な猛暑の中、気づけば月に4杯も、近所のラーメンをすすっていたのです。

さよなら、僕の徳島ラーメン。「徳島NOODLEぱどる」

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7月11日、一つの灯火が消えようとしていました。元住吉の『ぱどる』が、7月いっぱいで閉店するというのです。初めて「徳島ラーメン」という文化に触れた、思い出の場所。

甘辛く煮込まれた豚バラ肉、生卵を溶かしながらすする、あの唯一無二の濃厚なスープ。
白米との相性は、もはや暴力的。白米なしでは食べられません。無性に食べたくなる発作が起きたとき、いつでもそこにあると思っていました。

失ってから、その大切さに気づく。ありふれた言葉が、胃袋にずしりと響きます。8月3日、お店は幕を下ろしたようです。

移転先の自由が丘では、徳島ラーメンは提供しないといいます。
店主が作るものならきっと何でも旨いでしょう。それでも、あの味が恋しくなったら、どこへ行けばいいのでしょうか。
そんなことを思いつつ、移転先のお店を楽しみにしているのでした。
求む!移転先情報!

灼熱のグラウンドから逃避行。「なぎちゃんラーメン」

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7月19日、娘の試合の撮影を終えると、もはや立っているのがやっとの状態(かなり盛っています)。照りつける太陽、逃げ場のないグラウンド。身体中の水分と塩分が、すべて汗となって流れ出た感覚。

「塩分……、しょっぱいものが欲しい……!」

頭に浮かんだのは元住吉のオアシス『なぎちゃんラーメン』。24時間営業という、いつだって受け入れてくれる絶対的な安心感。

カウンターに座り、運ばれてきた一杯。熱々のスープを一口すすると、乾き切った身体の隅々にまで、じわ〜っと塩分が染み渡っていくのがわかります。薄切りなのに存在感抜群のチャーシューも、疲れた身体に優しい。

文字通り、生き返る一杯。ごちそうさまでした。

なぎちゃんラーメン 元住吉店
住所:神奈川県川崎市中原区木月1-33-31
営業:24時間営業
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140504/14096293/

家族と囲む、週末の王道。「餃子の王将 武蔵小杉店」

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7月20日、連日のラーメン。
この日も灼熱の中での撮影を終え、身体は塩分を欲していました。昼食と夕食を兼ねた時間帯、かみさんに料理を作る余力などありません。家族と共に『王将』の暖簾をくぐりました。

ラーメンとチャーハン、娘はプラスで餃子に唐揚げ。
テーブルの上が茶色に染まる、最高の布陣。10代の頃から勝手にお世話になっている王将のスープは、奇をてらわない安心感があります。

いつも混んでいますが、回転が速いのも嬉しいポイント。
たまに昼から気持ちよく酔っている先輩方がいるのもご愛嬌。家族で活気ある食卓を囲む、これもまたラーメンがくれる幸せな時間ですね。

餃子の王将 武蔵小杉店
住:神奈川県川崎市中原区小杉町3-269-2
営:11:00~22:00(L.O. 21:30)
https://map.ohsho.co.jp/b/ohsho/info/2049/

夏の味噌もまた一興。「極み味噌らぁめん 味噌の頂」

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7月30日、バッタリと出会したニューオープン店の濃厚な味噌ラーメン。以前もnoteに書きましたが、ここの味噌はガツンとくるパンチ力がたまらない。アツアツスープも最高なのです。

まとめ:みんなラーメンが大好きですよね?

思えば10数年前、ラーメン取材で3ヶ月間、1日最低3杯、最高13杯のラーメンをすすり続けたことがあります。
仕事が終わる頃には、ラーメンという食べ物が「しょっぱい液体」という記号にしか見えなくなり、半年ほど食べられなくなりました。

それでも、身体はラーメンを忘れませんでした。半年後、何事もなかったかのように「うまい」と感じたあの日から、ラーメンは僕にとって単なる食事以上の、特別な存在になったのかもしれません。

失われゆく味、疲れ切った身体に染み渡る塩分、家族と囲む食卓。

この7月、4杯のラーメンは、ただ空腹を満たしただけじゃない。夏の暑さに負けそうな心を、確かに救ってくれたのです。

と思ってもいないまとめを書いて、終わります。

戯れ言

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