微妙な隙間の掃除にも!一家に一台マジックハンド。
マジックハンド
といえば、自分らの世代では宅八郎さんだ(と思う)。
べちょっとしたロン毛に怪しい目つき、紙袋にマジックハンド、気持ち悪い存在の象徴であったような気もする。
元気が出るテレビによく出ていたイメージがある。元気が出るテレビが自分たち世代に与えた影響もとてつもなく大きいのではないだろうか?
山本太郎、X JAPAN、まぁ、そうそうたる面々が出てましたねぇ。
オタクという言葉と、オタク=気持ち悪い、というイメージは、宅八郎さんによるものだったのではないだろうか?そして、宅八郎さんの出現から10年以上は、そういうイメージが続いていたようにも思う。
一度、宅さんと会ったことがある。
友人がGS(グループサウンズ:当時、GSというかガレージパンクがちょっとしたブームだった)のイベントを新宿JAM(惜しまれつつなくなってしまった)でやるというので、1夜限りの企画バンドを組んで出たことがある。
その時のゲストが宅八郎さん。
楽屋で一緒になった宅さんは、テレビのイメージとは違い、全然気持ち悪くない。
それどころか、GSはもちろん、ロック、モッズ、インディーズシーンのことでも、知らないことはないのではないか?と思うくらいの知識で楽屋は大いに盛り上がったことを覚えている。
当時、オタクはアイドルが大好きな気持ち悪い存在、くらいにしか思っていなかった自分にとって、この宅さんとの出会いはちょっと衝撃的だった。
テレビの印象操作って怖いな。。。とか(テレビに限ったことではないけど)。
話を戻して、マジックハンドだ。
マジックハンドは宅さんが持つべき存在であるのは変わらないが、全ての家庭において活躍する存在である、と。
数年前、大掃除をしていたある日、洗濯機の後ろの隙間に何かが落ちている。
手は届かない、埃まみれ、何かわからない、取れない、何か知りたい、気持ち悪い。
そんな時にふと頭をよぎったのが、宅八郎さんのビジュアル。
そうだ、マジックハンドだ。
自分は、ドンキに走った。
マジックハンドを手に帰宅した自分は、洗濯機の後ろへ突っ込んでみた。
難なく取れた、埃まみれの○○が。
「ずっと、探してたのよー」とかみさん。
もう一つ、気になるのは埃。
粘着部分が外側を向くようにガムテームを丸めてマジックハンドでつかむ。
そのまま、埃まみれのところへ突っ込む。
これを繰り返すと大きな埃が取れて、だいたい綺麗になる。
仕上げに雑巾をマジックハンドで掴んでふきふき。
綺麗になって気持ちいい。
というわけで、手の届かない隙間のモノを拾いたい時、手の届かない隙間の掃除に、ストレスなく解決へ誘うツールとして、マジックハンドは役に立つのでした。