「岩手県野田村のふるさとの駅」@高津の「のだ塩ソフト」

ソフトクリームを食べたい!
とある日、急に思った。
あのクリーミーでちょっとざらついてて、コーンの上にニュルニュルととぐろを巻く、アレである。

近所でソフトクリームを食べられるお店がいくつか思い浮かんだ。

ちょっと待て。
せっかくだから、ググってみよう。

高津にある「岩手県野田村のふるさとの駅」で「のだ塩ソフト」というのが食べられるという。

webサイトもSNSもない。
営業時間もわからない。

とりあえず、チャリ散歩がてら行ってみる。
お店がやってなくたって、ただのチャリ散歩だ。軽い運動、大切。

5月に閉店した「トイザらス・ベビーザらス 川崎高津店」の近くだということで周辺をウロチョロしてみる。

住宅街。
「岩手県野田村のふるさとの駅」なるものがあるような気がしない。

googleMAPに頼る。
超近くにある。

「岩手県野田村のふるさとの駅」だけれども、ここは神奈川県

あった。

車は間違いなく通れない。
元「トイザらス・ベビーザらス 川崎高津店」真裏の歩道。
歩道としか言いようのない道沿いにそれはあった。

営業中。やっててよかった

コーン370円、カップ500円。

個人的にソフトクリームはコーン一択。

券売機でコーンを選択。
券売機の横には「のだ塩」も売っている。

さっそくいただく。

お店の前と脇に赤いベンチが1基ずつある

ほんのり塩気があって美味しい。
スイカに塩、みたいな感じだろうか。
個人的に、スイカに塩はかけない。どうも野菜感が増す感じがして。。。まぁ、野菜なんだけど。

スイカって野菜に分類されているけれど、市場では果実として扱われていて、食品成分表でも果実類に分類されているそうで、ややこしい。果物として食べたいという想いが強い。

満足!
と思いつつ、疑問も。
「のだ塩」ってなんだ?と。塩なんだろうけど。

野田村観光協会のサイトによると、

海水を窯で炊いて結晶化させる、伝統的な直煮製法(じきにせいほう)で作られた自然海水塩

野田村観光協会

原料には三陸・野田村の野田港より自然ろ過された地下海水を使用し、鉄鍋に薪をくべ続け4日間じっくり煮詰めたあと1日乾燥させ、5日間かけて作られます。約1.3トンの海水を蒸発して減ったら足し、減ったら足しを繰り返し、煮詰めてできるお塩は、わずか約20~25kgが限度。まさに職人が"手塩にかけた"お塩です。

野田村観光協会

とのこと。

手間暇かかっていると知ると、もっと美味しく感じるのが不思議。
情報が一番美味しいって誰かが言ってた。

野田村観光協会の「のだ塩ソフト」の紹介をみると。

野田村の海水を煮詰めて作る「のだ塩」と野田村産の食用菊が隠し味の『のだ塩ソフト』

野田村観光協会

食用菊が入っているなんて、全く気づかない。
今度食べた時、知った気持ちで食べてみよう。

「ほほう。隠し味は食用菊ですな」と。

この日の同時刻、親子連れが1組、同じくチャリで来ていた。

「結構、走ったね、汗かいちゃった」

と、男の子が言っていたので、近所ではなく、わざわざ食べに来たのかもしれない。
赤いベンチに腰掛けて、食べてる自分達を自撮りしていたパパの姿が微笑ましい。

高津駅から2,3駅離れたところに住んでる人は、親子でチャリ散歩がてら訪れるのも良いかも。
「おいしいソフトクリーム食べに、ちょっとチャリで遠出しようよ!」
という、おいしい誘惑にのってくる年頃までは。
かいた汗は「のだ塩」で補給、増える思い出。

今度、ダメ元で娘を誘ってみよう。

○行った場所
「岩手県野田村のふるさとの駅」
〒213-0001
神奈川県川崎市高津区溝口6丁目13-7

○食べた物
「のだ塩ソフト」コーン370円

2023/06のお店の予定表