40代、初めての塾体験で感じたこと、楽しくなければ続かない
塾。
私は塾に行ったことがない。
正確には、高校3年生の夏休みとかに、札幌の塾が出張で夏期講習をやってくれて、そういうのに参加させてもらったことはある。
大学受験を目指していたからだけれども、タメになったのは模試くらいで授業が良かったという記憶はない。
田舎だから塾なんてないと思っていた。実際にはあったらしいけれど。
確かに塾に行ってた人たちの成績は良かった。
「どうせ大学受験するなら、高いレベルを目指した方が良い」
と母親が申し込んだZ会をやってみた。
まるで歯が立たない。
チンプンカンプン。
こんな問題解いてる人がいるんだ!!
と思った。
わからないのは癪なので、数学の先生に教えてもらおうと学校に持っていった。
先生も歯が立たない。
授業中にもかかわらず、授業そっちのけで、2人で数分あーでもないこーでもないをして、
「続きはあとで、職員室で」
となった。ユルイ学校。
結局、問題は解けなかった。
その後、悔しいから一人で考えたが解けず、送られてくる回答を待った。
回答が届き、先生にも持っていき、2人で
「なるほどなぁ〜」
なんて、話をした。
そんなことが続き、楽しくもあり、Z会は継続することができた。
娘が小学生の時、
「塾に行きたい!」
と言い出した。
中学受験するわけでもないのに、なんで進んで、塾なんてところに行きたいなんて思うんだろう、と不思議に思った。
塾は勉強ばっかりするところでつまらない、という固定観念があったから。
塾に行きたいのは、仲の良い友達が行っているから、というのが大きな理由のようだ。
都会の文化ってそういうものなのかな、と思いつつ、大学の先輩に相談した。
みんな中学、高校と塾に行っていたという。
・塾に行けば学力があがるのはもちろん、友達もできると思うから行かせた方が良い
・学校、家、だけじゃなくて、もう一つ、塾という居場所ができるから楽しかった
と、口々に塾には行かせた方が良いと言う。
でも、友達が行ってるから塾に行きたいという動機で大丈夫か?というクエスチョン。
塾の先生をやっている先輩が、
「お前の家の近くのウチのグループの塾、グループでNo.1だよ」
「高いレベルを目指した方が良い」とマイマザーの言葉を思い出す。
じゃー、行かせてみるか、と。
「お前が行きたいって言ったんだからな」
と言って、行かせることにした。
どうせ、すぐ辞めるだろうと思いつつ。
しばらくして聞いてみると、塾は楽しいという。
仲の良い友達と一緒の塾ではないのに。
学校の授業よりわかりやすくて楽しいという。
ある時、塾からのお知らせで、保護者の授業体験イベントを開催すると。
子どもに教えている内容そのままの授業を保護者に行うと。
40代で初めての塾体験。
楽しかった!
印象に残ったのがこんな問題。
ああ、こういう考え方を教えてくれるんだ。
こりゃ、塾行くのと行かないのとでは、かなり変わるなと実感。
全部の塾がこういう教え方をしているのは知らんけど。
結局、何を言いたいかというと、何事も楽しくないと続かないよね、という話。