消費期限切れの報道から思った価値の話

2015/02/19

中国の食品会社が消費期限切れの鶏肉や牛肉を使っていた問題、が色んなところで報道されていましたが、加工食品って怖いなーと思うとともに、映像の力とモノの価値をつらつら思ったのでメモ。

普段、問題の業者が卸していたお店にはあんまり行かないので(割と行くのは吉野家、って行ってんじゃん)、そんなに食べてはないですが、ぶっちゃけ、お店でもなんでも、消費期限切れのモノを出されても、気がつかないと思うんですよね(高級店なら尚更、産地偽装ありましたね、そういや)。

気づかれなければ良い、と言いたいのではなく、意見としては食品に限らず全くの逆ですが、今回の報道で「死なないから腐った肉使っちゃってても平気」とコメントしていた現地の人のように、同じようなことを言ってのける現場担当もいるかもしれない、ということだけは胸に止めておこうと(バカッターしかり)。

結局、一番強烈だったのは、ニュース映像なんですよね。

地面に落ちたものを元の製造ラインにそのまま戻したり、肉が異様に青かったり(これ腐ってる、という説得力抜群)。

コレを観ちゃうと、やっぱり警戒心煽られまくられます。

映像の力っていうのは大きいと改めて感じた瞬間。

そして、その肉を仕入れていたお店はその肉を使用していた商品を発売停止にしたわけですが、やっぱりお店に対しても警戒しちゃいますね、件の卸業者が悪いんですけど。

今回のようなことがあると「安けりゃ良いってもんじゃない!」、と再確認しつつ、逆に、「高くて、マズい!」というのは一番ヒドいというのが頭をよぎるも、「安くて、ウマい!」ということの実現は、個人的には相当価値が高いなぁーと。

やっぱり、あの青い肉とか観ちゃうと、「身体は平気だし、まー、安いからしょうがないか」とはならないわけで。

こんな話の流れで、
例えば、スーパーで
産地不明の大根:1本100円
鎌倉の小林さん家の朝採れ大根:1本150円
と、生産者の顔が見える商品と見えない商品だと、高くても生産者の顔が見える(より信頼性がある)方を選びたくなっちゃいます。
なんだかんだで信頼なんですよね。

仕事も一緒で、低価格競争も大切ですが、どうしたら付加価値が価格に乗せられるかが大切だなーと思いつつ、付加価値って何だ?となると、難しいものですが、信用・信頼が価値の源ですかね。そもそも、お金だって信用の上で兌換がなされているんだから。

 

戯れ言価値

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