コロナ罹患…扁桃腺を取ったのに喉の痛みが襲う悪夢の夜 お薬万歳!の巻

2023/07/03

*文中、薬に関しての記述がありますが、全くもって個人の感想です。

2023/06/16(金)PM 発熱

娘が帰宅。様子がおかしい。具合が悪いようだ。
熱を測ると、38.7度!
娘が38度以上の熱を出すのは、扁桃腺を取ってから実に7年ぶり。

塾は休むことに。
世の中、インフルエンザが流行っているというし、とりあえず病院に行こうと言うと、

「もし、インフルだったらしばらく部活行けないでしょ?じゃー行かない」

明後日に行われる、大会前の大切な練習試合に出たいようだ。

「でも、インフルだったら早く薬飲んで休んだ方が、結果的に早く復帰できるんじゃね?練習試合より本番の方が大切でしょ」
「明日の朝、熱が下がってたらどうする?」
「どうするも何も、それはそれで良かったねって話だけど、もし熱が下がらなかったらどうする?」
「土曜も様子みて、日曜判断する」
「日曜病院休みだし、発症して48時間以内に薬飲まないとあんまり効かないらしいよ」
と、とりあえずググって得た知識を混ぜて言ってみた。
こういう時は、情報の信頼度よりも、とりあえず病院に行く気にさせなければならない。

諦めきれない様子ながら、もっとも早く復帰できるであろう手段、病院に行くことを選んだ。

なかなか受け入れてくれない病院、しつこいオヤジ発現

近所でやっている病院を探す。
行きつけの耳鼻科はすでに診療終了の時間。
初診でも発熱患者を受け入れてくれる病院をいくつか発見。どこも診療終了まで30分、
「発熱した場合は、電話連絡するように。急に来ても診察できません」
とある。
とりあえず、一番近くに電話をしてみる。

「娘が発熱したんですが、今から診てもらえないでしょうか?」
「何度ですか?もう今日は無理ですけど
「38度以上出てるんです。明後日練習試合あるので、とりあえず今日診てもらって、試合に出られなくても早く復帰させてあげたいんです」
「でも、もうすぐ診療時間終わりますし、患者さんがたくさんいます。自宅で抗原検査キットで試してみるってどうですか?」
「抗原検査ってコロナですよね?コロナが陰性だったとしても、インフルかどうかもわかるんですか?いずれにせよ、どちらかが陽性だった場合、早めに薬飲んだ方が良いんですよね?」

テキトーにググって得た情報を挟み込んでみながら、あーでもない、こーでもないと、しつこくお願いする。

「では、先生に聞いて折り返しますので、電話番号を教えてください」
「090-XXXX-XXXXです。何卒、よろしくお願いします!」

とりあえず、食いついてみるものだ。ご検討はいただけると。
でも、断られるかもしれない、別な病院にも電話しておこうと再度調べ始めるとケータイが鳴った。

「何分で来れます?」
「!!!ありがとうございます。10分で行きます」
「では、発熱した方の入口は別なので着きましたら電話してください」

とりあえず、診察はしてくれると。良かった。

意外な結果ってどういうこと?

チャリで到着。
別入口はガレージをちょっと改造したようなところだった。ほぼ外。
発熱したら、扱いがかなり違うんだなぁ、というのが第一印象。

検温し、検査。
しばらくすると先生が、

「いやー、意外な結果が出ましたよ。インフルは出ませんでしたが、コロナが出ました」

!!!!!!
コロナかい!
川崎市の場合、

児童生徒の新型コロナウイルス陽性が判明した場合、「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで」の期間を出席停止とします(発症した日の翌日から起算)。

川崎市教育委員会「5月8日以降の市立学校の教育活動について」より

とのことで、土日を挟む分、休む日数は減るようで病院に行って良かったなと。
練習試合は出られないけれども。。。
娘を先に帰し、薬局で薬を受け取って帰宅。

「意外な結果が出ました、って先生が言った時、全部陰性だと思ったよね」

と呑気にご飯を食べながら話す娘。
ちょっと前までは、練習試合に出られないのが悔しいと風呂で泣いていたらしい。
まぁ、食欲があるならすぐに体も元気になるでしょう。
健康第一。

新型コロナが5類感染症に移行したとはいえ、しばらく人と会うのも気を使うなと思い、来週の打ち合わせをオンラインにしていただく。
実際、その間で罹患するかもしれない。家族間は感染しやすいっていうし。
良いか悪いかオンライン。多少具合が悪くたって打ち合わせ、会議はできる世の中となりました。

コロナかぁ、明日は我が身かも、と薬局からの帰り道、ドラッグストアで買った日本酒を飲みながら思ったフライデーナイト。
コロナに罹患して酒を飲むなど、マイワイフが許してくれるはずもない。
今のうちに飲んでおこうとフライデーナイト。
ちょっと喉に違和感を覚えはじめたフライデーナイト。

2023/06/17(土)AM 一安心

薬が効いたのか、娘の熱は下がり変わらず食欲もある。
この分だと、水曜には学校に行けそうだ。
とはいえ、病人。
病人に家族は優しい。
果物の種類が増えた。恩恵に預かる。
YouTubeでハンドボールの試合を観たり、時々宿題やったり、昼寝したりでのんびり過ごしている。
とはいえ、病人。
こういう休みは大切。
夕方、飲めるうちの飲んでおこうと、なんとなくワンカップ。
喉の違和感はありありと。

2023/06/17(土)深夜 懐かしいイヤな感じ

病人に合わせ早めの就寝。
とはいえ、急には早く眠れない。
TVer、YouTube、Spotifyなどを駆使してこっそり時間を埋める。

あ、なんか懐かしい感じ…
とってもイヤな感じ…

布団の中にいるのに、急に寒いような、寒くないような。
しばらくすると、体の中心がポッと熱くなり、次に体の表面が熱くなる。
そして大量発汗。
そこまで喉は痛くないが扁桃炎になった時と同じような症状。

「あー、こりゃ高熱だ…」

経験的にわかる感じ。
扁桃腺取ってから実に20年ぶりくらいの高熱。
あんまり喉が痛くないのが救い。
これが、コロナか…と思いつつ、こういう時は一回ビッシャビシャになって着替えてから再度寝た方が良い。
寝て起きたら熱が収まっていたら良いなと夢の中。

2023/06/18(日) AM 悪化

娘は元気、何より。
自分は38.7度。奇しくも、一昨日の娘と同じ数字。
昨夜よりは楽な感じなので、夜中は39度は超えてたんだろうと思う。
思ったより熱は下がらず、喉も痛い。
とはいえ、今日は日曜日。
来週の打ち合わせは全部オンラインだし、重症でなければ自宅で静養しなさい、みたいなことが色んなところに書いてるので、そうしよう、とやり過ごす。
食欲もある。

2023/06/18(日)夜 溺れる

夕方、急に喉に激痛。
扁桃腺がないのに、こんなに痛くなるの?と思うくらい。
高熱とこの喉の痛みがイヤでイヤでしょうがなくて扁桃腺取ったのに、コロナによって逆戻り。
検査してないからコロナと決まったわけではないが、まぁ、間違いないでしょう。
家に余っていたロキソニンを飲む。
痛み緩和、熱もちょっと楽に。
ロキソニン万歳、お薬最高。

食欲はある、でも喉が痛い、痛いのイヤだ、食べたくない。
ということで晩御飯は食べずに早く寝ることに。

寝てみた。
どのくらい時間が経ったのだろうか?15分しか経ってなかった。

溺れて起きた。。。

唾液が飲み込みづらく、口の中に唾液が溜まり、それを飲み込めず、溜まりに溜まった唾液が喉に向かい、咽せる。
飲み込もうとしているのか吐き出そうとしているのか、苦しくて苦しくて溺れて起きる。
これが15分に1回くらいで起こる。
仰向けに寝ると、唾液が喉に向かいすぐに咽せる。
横向きでなければ眠れない。
まさか、自分の唾液で溺れるとは思わなかった。

2023/06/19(月) 我慢できずに病院へ

水を一口飲むだけでも、勇気と根性がいるようなってしまうほどの喉の痛み。
これはもう、医者に頼ろうとかかりつけの耳鼻科に電話をする。
多分コロナに罹患していて、喉が痛くてどうしようもない、薬をくださいと訴えた。
発熱患者にも対応してくれるというので病院に。

もちろん、コロナは陽性。
問題はそんなことではない。喉の痛みだ。

「薬をくれって、どんな薬が欲しいの?」
「喉が痛くてしょうがないんです」
「コロナの薬もあるけど」
「それは効くんですか?」
「一応、コロナの薬だからね。でも、承諾書にサインしなきゃダメだし、緊急承認された薬で不安があるって話から、大半の人は解熱剤だけもらっていくね」

ここで話がすり替わっていることに私は気づかなかった。
私は、この病院でいうところの大半の人が面倒と不安を感じ避けている、コロナの薬に興味が移っていた。

「じゃー、コロナの薬でお願いします」
「承諾書とか準備するんで、あちらで待っていて」

と普段はレントゲンを撮るような密室に案内されて、承諾書から支払いまで済ませた。
発熱している人間、コロナに罹患している人間に対する扱いは別なのである。病院も大変だ。
健康第一。

処方された薬は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬ゾコーバ®錠」。
初日3錠、次の日から1錠を4日間服用し、コロナウィルスをやっつける、ということらしい(超、ざっくりの理解)

熱っぽいのはすぐになくなった。
しかし、喉の痛みはひかない。
ロキソニンに頼る。
食欲はある。ラーメン食べたい。でも、飲み込んだら痛い。
ということで、この日はロキソニンとゾコーバ®を頑張って食べる。

2023/06/20(火) 声が出ない

深夜また溺れる。
一応病人なんだから、いい加減眠りたいけど満足に眠れない。

朝、娘、学校に行く気になるが、フライング。1日早い。
とはいえ回復順調で何より。

喉の痛みはピークを迎え、ちょっと唾液を飲み込むだけでも苦痛なので、吐き出すようになる。
一口の水も相当頑張らないと飲めない。
流石に心配したかみさんが、大丈夫か?と問いかけてきたので、説明しようとしても通じない。
だって、声が出ないのだから。。。。

「パパ、やばくね?」
と娘。
「ヤバいよね」
と言ったつもりが言えてない。
コミュニケーションが取れないってストレスを感じる。
チャットにしたい。

しかし、これでは先日オンラインにしてもらった打ち合わせもできない。
声が出ない旨を伝え、欠席させていただく。

ちょっと待てよ。
薬飲んでるのに、喉はどんどん悪化しているじゃないか。
…。
そうか、喉の痛みに効く薬をもらいに行ったのに、コロナの薬をもらってきたのが間違いだったのだ。
ここでやっと気が付く。昨日、自分が目的を失っていたことに。
よし、喉に効く薬をもらいに行こう。
まずは、電話だ。
声が出ない。
見かねたかみさんが電話をし、薬ももらってきてくれた。
謝謝。

お薬万歳

副腎皮質ホルモン剤、ステロイド系の錠剤を処方された。たぶん初めてのステロイド系。
プレドニン錠5mg
効能・効果には
「炎症やアレルギーを抑える副腎皮質ホルモン剤です。」と書いてある。
何やら、強い薬らしい。
早速飲む。
水を飲むのも辛いのだから、薬なんて地獄である。
なかなか喉を通らない。が、頑張る。
幸い、プレドニン錠5mgは小さくてまだ楽。
ゾコーバ®は3倍以上の大きさで飲み込めなくて辛い。

プレドニン錠5mg服用し約1時間後、ちょっと喉が楽になる。
水を飲むのも楽。
冷凍庫にpinoがあった。
食べれた、おいちい。
お薬万歳!!
喉はまだまだ痛いが、夜には冷たいお茶漬けを食べられる状態まで戻る。
ここまで効くと怖くもあるが、なんとありがたいことか!

夜、溺れずに眠る。睡眠、swimming。

2023/06/21(水) 楽

ごくごく水が飲める。
ご飯も食べれる。
すごい進歩。

とはいえ、まだ喉の痛みはあり、咳も出る。
が、唾液も飲み込めないほどの痛みから解放されて気持ちは楽ちん。
娘も朝練から部活復帰、学校復帰。
流石に疲れた模様だが、日常というのはありがたいもんです。
健康第一。

まとめ

自分が一番困っていることを中心にお医者さんと話をして薬をもらおう!
あと、コロナを舐めないようにしよう!
罹患して、喉が痛くなったら、、、それなりの薬をもらった方が楽!
あと、マスクをして寝ると、喉が潤った気がしていいかも、と思った次第で、引き続き、安静にします。