本屋さんは社会との接点
ふらっと本屋さんに入ったら、「遂に文庫化!」ってポップがあったので、待ってましたとばかりに購入した「下町ロケット」池井戸潤 読了(文庫しか滅多に買わないから)。
相変わらず読み進めるごとに、先が知りたくなり結局一気読みする面白さ。
愛は見つめ合うことではなく同じ方向を向くことだ、みたいな誰かの言葉を思い出したり、現実と折り合いをつけてしまう夢への熱さをみたり、ちょっと涙ぐんでしまった年の瀬の夕方。
「果つる底なき」「鉄の骨」とか一気読みだったなーとか思い出しながら、池井戸さんの読んでない文庫を年末年始読もうかと考えてると、「お餅作ろうよー」という娘の声が聞こえてくる何かと気ぜわしい大晦日の朝。
一方、文庫本しかほとんど買わないくせになんですが、本屋さんが年々減っているという現象は悲しいと思っている訳で。というのも、本屋さんというのが自分にとってはすごく大切な存在で、品揃え含めた棚構成はもちろん、なかでも本屋さんのポップというのが、とても重要な訳です。
昨今、ニュースサイトやまとめサイト、FBなどのSNSで、様々な情報を得る訳で、WEB上でセレンティビティが発揮されやすいとも言われますが、個人的には、本屋さんに入ってポップのほうが発揮されるように感じるのです。
単純に、SNSでは、自分の興味ある情報がほとんどで興味ある中での発見で、本屋さんでは興味があまりなく敢えて検索しない発見をするとか、最近では缶詰売ってる店に遭遇したりして、「高いけど、旨そう!こういう缶詰あるんだ」とか思ったり、ふり幅が大きいなーと。そういう意味で、個人的には、社会との接点。また、WEBで見たことあるようなものが本屋さんで積まれていると思わず手に取ってみるとか、前述の缶詰を家に帰って思い出しWEBで買うとか。実際やってないけど、悲しいと言っておきながら、こういう行動が年々減っている原因の1つではあるわけですが、逆も然りなので何かアイデアないかな?と。
結局のところ、WEBも本屋さんも大切で、OtoOという言葉は体験としてはシックリくるなーと思いました、というお話でした。
2013年も終わろうとしていますが、
今年も色々な方々にお世話になりまして、ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛してます(ホ・オポノポノ)。
良いお年を!