写真家・岡田敦氏の「エピタフ 幻の島、ユルリの光跡」がJRA賞馬事文化賞受賞

2024/01/13

これは大変嬉しいニュース。

なぜ嬉しいか?というと、以前ここにも書いた通り、単純に、岡田敦氏は友人だから。

今年一番嬉しいニュース。
さらに嬉しいのが、この「エピタフ 幻の島、ユルリ島の光跡」の著者はもちろん岡田敦氏なのだが、構成を星野智之氏が担当していることだ。
星野氏は現在、北海道美深町でゲストルーム3室だけのホテル「青い星通信社」を営んでいるが、岡田氏と故郷稚内で雑誌の撮影に行った当時、同じ出版社に勤めていた先輩だった。

岡田氏との稚内企画をほぼ勝手にやらせて貰えたのには理由がある。
市場的にはもちろん、社内的にもほとんど注目されない雑誌だったからだ。

雑誌が出来上がっても、注目されないのは面白くない。
「この企画の良さをわかってくれるのは、身近なところでは星野氏しかいない!」
と思った私は、出来上がった雑誌を手に星野氏のデスクに向かった。

「見てくださいよ、これ。Coyoteより格好良くないですか?」
とテキトーなことを言うと。
「おー!うん、Coyoteより格好良い」
と返してくれたのが嬉しかったのは良い思い出。

そして本の中にも書かれているが、岡田氏にユルリ島の存在を教えたのが星野氏。
そこから十数年、2人で「エピタフ 幻の島、ユルリ島の光跡」を作り上げ、今回の受賞。
そりゃ嬉しくもなります。

写真の美しさはもちろん、丁寧な編集構成、上質なドキュメンタリーとも言える素敵な一冊。
また、稚内という浜育ちの私にとって、取材対象者のリズミカルな浜言葉が懐かしく心地よく、土地は違えど、望郷を誘われる一冊。

未読の方は、must read!

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