「本所おけら長屋」の20巻を早く読みたい。RGっぽく

twitter(Xと言い慣れないので)のタイムラインに
#本所おけら長屋 #畠山健二
のハッシュタグが数多く流れてきた。

「本所おけら長屋 外伝」が発売されたと。
同時に、「本所おけら長屋 読み始めセット」も発売ということで、いろんな書店でイベントが行われている様子。

「本所おけら長屋」シリーズは大好きな作品のひとつ。
ハマった理由はこちらのnoteにも書いたが、

カミさんが誕生日にプレゼントしてくれたところから始まる。

江戸時代を背景に、人と人との繋がり、立場の違い、それぞれの心の機微etc、読めば読むほど、ほっこりしつつ泣けてくる、本書を読むことは、現代人にとっての心のデトックスなのではないかと思うくらい。

今年の3月に「ついに、完結!……か?」という謳い文句もありつつ20巻が出たのはもちろん知っていた。

え!?完結なの?と、ちょっと寂しくもあり、とても読みたくもあり、迷っているうちについつい読んでおらず、今に至る。
大好きなシリーズなのに、なぜ?と自分でも思う。

で、twitterに「本所おけら長屋 外伝」が流れてきたのだから、"本所おけら長屋熱"が沸々とするのは当たり前。

すぐに近所の本屋に向かった。

発売直後だから、「本所おけら長屋 外伝」は棚に積んである。
カゴに一冊入れる。

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20巻を探す。
「本所おけら長屋 外伝」が積んであるんだから、近くに積んであるだろう、と思ったが積んでない。

棚を見ると19巻までしかない。
19巻までは持っている、欲しいのは20巻だ。

ダメ元で店員さんに聞いてみる。

「(「本所おけら長屋 外伝」を見せ)このシリーズの20巻はありますか?」
「少々お待ちください」

しばらく待つ。

「在庫リストにはありました。探すのでもう少々お待ちください」

と言って店員さんは奥に行った。

目の前には

日曜劇場「VIVAN」で話題の!

とポップがあった。

「自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体 (講談社現代新書)」

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を立ち読みしながら待つ。

日曜劇場とのシナジーでこれ売れそうだなぁと思いつつ、ずいぶんと長い間立ち読みすることになった。

「在庫リストにはあるんですが、見つかりません。これ以上お待たせするのも申し訳ないので、見つかったら連絡差し上げることも可能ですが」
「それでは、この一冊だけでとりあえず大丈夫です」

「本所おけら長屋 外伝」を買って帰宅した。

在庫リストにあるのに本が見つからない。。。

随分前に、書店組合の方と飲む機会があり、出版業界話をしたことを思い出した。
元気が無くなる出版業界、書店業界、色々と暗い話になりがちになったところで、お偉いさんが

「わっはっはっは〜!全く変わらないことがただ一つだけある。時代は変わっても万引きは無くならないってことだ!わっはっはっは〜!」

こんなにカメラがたくさんある時代でも、万引きは減らないんだぁ、なんて酔った頭で思ったものだが、ひょっとしたら、、、と思った次第。

万引き、ダメ!絶対!

在庫リストにあるのに本が見つからない原因が万引きかどうかは置いておいて、私の目の前には「本所おけら長屋 外伝」がある。
20巻はまだ読んでいない。

20巻を読む前に外伝を読んで良いのだろうか?でも読みたい。いや、20巻を読んでからの方が良いのではないだろうか?

どうでも良い葛藤。こういうのも愉しい。これも読書のうち。

外伝の帯には

2024年春 第二幕スタート決定!……か?

とある。
是非スタートして欲しい。