「コンテンツの秘密―ぼくがジブリで考えたこと」川上量生 読了。
コンテンツとはなんぞや?
その答えがわかりやすく書いてある本です。
副題であるとおり、著者がジブリで考えたことを追体験でき、自分の中でぼんやりしていたことが言語化され、腹落ち具合が心地よい読後感。
情報量、機械学習、脳科学、など、学術的切り口からの結論付けていくロジックは流石。
映像の仕事や雑誌の仕事(写真)をしたりするので、アニメーションでの情報量の話や、現実的ではありえない構図の話はとても興味深かった。
しばらくしたら、また読み返してみよう、この手の本では個人的には珍しく思った本。
一方で、
100%すっきりしたわけでなく、クリエイターとアーティストの違いを川上量生氏が書いた本も読んでみたい、川上量生氏に言語化していただきたいと思ったわけです。
本書の書き出しが
コンテンツとはなんだろう。クリエイターとはなにをやっている人たちなのか。
となっているのを、
作品とはなんだろう。アーティストとはなにをやっている人たちなのか。
なのか、
アートとはなんだろう。アーティストとはなにをやっている人たちなのか。
といった書き出しになった本を。
ズバっとまとめなくても良いので、cakesでChim↑Pomエリイさんとかと対談したりしたら面白そうと、勝手に想像してみたり。