「私と北条政子」課題に落ちた原稿

2022/09/27

かなり遅れましたが、

こんな話をtwで見つけ、つぶやきました。
20代だったら応募してる、チャンスだ、と。
すると、よく読んでください、と返信がありました。
応募に年齢制限はないのです。
年齢制限があるような言い方をしてしまったので個人的禊、とりあえず書いて送ることにしました。
もちろん落ちました。調べて書く企画なのに、エピソードを書いたのですから。
そんな話ですが、パパ予備軍にはちょっとは参考になるかなと思います。お時間あれば。

私と北条政子

坂本竜馬の本名って、坂本直柔(なおなり)っていうんですって。じゃー、「竜馬」って何?というとニックネームみたいなもののようです。

はじめまして。米田竜馬と申します。
お題が「私と北条政子」なので、まずは名乗らせていただきました。
「竜馬」という名前は多くの人にとって聞き覚えがあると思います。ネタ元はもちろん坂本竜馬。幕末、薩長同盟、亀山社中(海援隊)などの話に出てくる、あの坂本竜馬です。母が司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が好きで、そこから名付けたそうです。要はパクりです。

パクった名前だから悪いとか親の愛情を感じられないなどと言いたいわけではありません。振り返ると良かったことの方が多いように思います。
仕事しはじめの頃、名刺交換をすると、「坂本竜馬から名付けられたの?本名?」などとフランクに話しかけられ距離が縮まったような気分なったことが多々あります。
主に年配の男性の反応が良いだけで、女性にモテたという記憶はありません。
本やドラマでの描かれ方が良い感じ、というのもあるのでしょう。
史実は置いておいてドラマや小説などで裏切り者として描かれがちな明智光秀や石田三成、由井正雪などがネタ元だと、また違ったカタチになるのでしょうか。実はこんな良いところがあって、親がパクったらしいです、と会話が膨らみそうで良いのかもしれませんが説明が長くなりそうです。全国の「光秀」さん「三成」さんに実際どうなのか話を聞いてみたいです。

さて、そんなパクった名前を付けられた私も親になる時がやってきました。
カミさんに「名前考えておいてね」と言われ、「うん」とは言ったものの。。。人に名前をつける。これは一大事。
スピッツが「名前をつけてやる」という曲で、
”名前をつけてやる 本気で考えちゃった 誰よりも立派で 誰よりもバカみたいな”
と歌っています。
まさにこの一節の気持ちがずっと続きます。
生まれてくる子のことを考えると、それはそれは楽しい人生を送って欲しいので、生まれてくる子の人生の邪魔をするような名前にしてはいけない。むしろプラスになって欲しい。愛、夢、勇気、希望、金、、、漢字に願いを込めて、意味有り気な名前を考えてみるも何かがおかしい。本気で考えれば考えるほど、欲深くなり、訳がわからなくなる。
というような思考パターンを何周かまわって抜けました。
親が「竜馬」なんだから、歴史シリーズで良いじゃん。パクれば良いじゃん!、と。
そうと決まれば進みが早い。やることといったら人選なのだから。
男の子だったら、やっぱり幕末から選んだ方が良いかな。
選定基準は自分の経験から、大きく2点。

・キャッチーな名前であること=すぐにネタ元、誰で何をした人かがわかること=無駄話ができる。無駄話大事
・イメージが良いこと=悪者として描かれることが少ないこと

「おもしろきこともなき世をおもしろく」の高杉晋作か、坂本竜馬が「日ノ本第一の人物」とも言い、師匠ともいえる勝海舟あたりが良いのかなぁと漠然と。
「晋作」より「海舟」の方がキャッチーでわかりやすいかも。
などと、とりあえずアタリをつけてみる。
訳がわからない状態よりも、とりあえずアタリをつけた状態の方が、なんと精神的に安定することか。とりあえず、安心。
問題は女の子だった場合です。とりあえず後回し。候補として本当に「晋作」、「海舟」で良いのか?も後回し。

しばらくして、性別判明。
女の子!!
「晋作」も「海舟」も自動的に却下。どうする竜馬。

頭に浮かんだのは、卑弥呼と北条政子。
そう、この時初めて、私は北条政子を発見したのです。
北条政子は源頼朝の御台所(みだいどころ)、要は正妻で頼朝の死後、幕府の実権を握った、くらいの知識でしたが、権力者の名前にはあやかりたい気持ちもあり、悪くない。「政子」案はとりあえず採用。
卑弥呼は邪馬台国の女王で「魏志倭人伝」に記述があるも日本の歴史書には記述がない。シャーマンだったとか、ただ担がれただけの女王だったとか、嗚呼、ミステリアス。インパクトもあるし、こちらも権力者っぽいので「卑弥呼」案も採用。
「卑弥呼」は深堀しても諸説ありそうなので、ミステリアスなままにしておきます。
「政子」、北条政子のことは少し調べてみよう。

カミさんに「卑弥呼か政子ってどう?」と聞いてみると、
「え〜!どっちもイヤだ。政子ってなんか普通だし」
「いやいや、北条政子ってすごい立派な人がいるじゃない」
「北条政子?何した人?」
「え!?知らない!?源頼朝の奥さんで幕府の実権握った人」
「それだけ?どんな人なの?」
私も北条政子のことをほとんど知りません。調べてから話せば良かったと後悔しても時既に遅し。
「やっぱり、生まれた時の顔を見ないとわからないよね」
と、うやむやにして話は終了。
卑弥呼に関しては人柄に関する質問はありませんでした。ミステリアス過ぎてなんとなく知ってる気になっているのでしょうか。

さて、「政子」のことです。鎌倉時代の歴史書といえば「吾妻鏡」。図書館で検索すると「吾妻鏡 第1校訂増補」という本が書庫にあると。カウンターでお願いして取ってきていただきました。
えらく古そうな本を渡され ます。席を確保しいざページを開いてみると、漢字だらけ。レ点とかついてるし、漢文です。出版された年をみると1929年。世界恐慌の年ですね。昭和4年の書物は漢字だらけだったのでしょうか。。。読めない。読む気にもならない。すぐに返して「読めなかったんだな」と思われるのもちょっぴり恥ずかしいので返す前に、北条政子にまつわる別の本を数冊探して読むことにしました。

家族の反対を押し切って源頼朝と結婚
妊娠中に頼朝が不倫、嫉妬から不倫相手の家を破壊!!!

序盤で満腹エピソード。
強い!強過ぎです!気持ち的には間違ってないし自分に正直な人なのでしょうが、時代背景を考えるとあまりにも強い。そして、幕府の実権を握るわけです。
名前にあやかったところで、そのような人物にならないとはわかっていますが、ちょっと「政子」案はキツイかなと思ってしまいます。

『「女人政治の中世 北条政子と日野富子」著:田端泰子』を読み進めると、こう書かれていました。

“親族や姻族のつながりを大切にし、困った状況にある一族のものには温かい手を差し伸べる常識を持った人物であったといえる。”

これは良い一面。これから家族になるものとして、娘には父親を大切にして欲しい。

『「北条政子(嵐の中の日本人シリーズ 16)」著:山主敏子 絵:成瀬数富』のあとがきには、
”過去に造り上げられた政子像は、そもそも歴史が男性の手で記録されてきたものであり、また長い封建制度下の社会、何よりも武力がものをいう時代に、女性がおかれていた地位と、女性とは、こうあるべきものという固定観念が支配的であったことに原因するものと思われます。”
とあり、
”政子のものの考え方は、現代に通ずるものがあります。”
と続き、北条政子の素晴らしさを語っています。

これはジェンダーレスが叫ばれる今ならまだしも、女性はこうあるべきという固定概念があるなかで北条政子は性別関係なく、ひとりの人間として実力を発揮した稀有な存在であったと解釈しました。
また、幕府の実権を握ったという事実を見ても、「政子は怖い」という恐怖政治だけで周囲の人間が協力するわけはないでしょうし、やはり人間的な魅力があったのでしょう。
憶測と本を読んでの個人的印象の域を出ませんが、北条政子には人間的魅力があり、現代女性からの好感度も高いのではないでしょうか。

あ、同性からの好感度。
これは、非常に大切な要素なのではないでしょうか。名前は出しませんが同性からの好感度が低い女性タレントはSNSで炎上しがちな印象です。
今の時代、女性タレントでなくても同性から好かれるというのはとても大事なことじゃないか?カッコいい女性像。
「政子」案、良いんじゃないかと思えてきました。

カミさんに私的に思った北条政子の人となりを説明しました。
「政子、良いかもね。でも政子という名前にして北条政子がすぐに浮かぶかしら?なんか卑弥呼が良く思えてきた」
とのこと。
確かに、「卑弥呼」と比べると「政子」はインパクト、キャッチーさに欠けます。全国の政子さんも相当数いらっしゃるでしょうし珍しい名前でもない。珍しいから良いと言っているわけではないのですが、欲張るとインパクトは欲しい。

数日後、母親から電話がかかってきました。

「あんた、子どもに卑弥呼って名前付けようとしてるって?」
「卑弥呼か政子、歴史シリーズだとこの2人かなとは思ってる」
「バカなこと言ってるんじゃない!ちゃんと考えなさい」
「よく言うよ、俺に竜馬って付けてるくせに」
「竜馬は良いじゃない。字面もカッコいいし、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』の竜馬はカッコいいんだから」
「卑弥呼だってミステリアスで良いじゃない」
「ミステリアスな名前のどこが良いのよ!いじめられたらどうするの。ちゃんと考えなさい。まだ、政子の方が良いわよ。普通で」

普通で。。。普通はとても尊いものだと思いますが、普通と言われると、つまらない、と言われている気持ちになるのが不思議です。
料理を食べたあとのリアクションでも、企画案に対するリアクションでも、普通、と言われるとちょっと残念な気持ちになります。

この母親からの電話を皮切りに、カミさんの両親、友人、親族から「娘の名前に卑弥呼はないんじゃないか」というご意見をいただきました。
だからといって、「政子」に絞ろうとは思いませんでした。やはり、普通、といわれたのが引っかかります。普通は尊い、そう思っていますが、いざこちらの提案に対して、普通、と言われると、物足りないと言われている感じがするのです。
やはり、「生まれてきた娘の顔を見てから。。。」という気持ちで後回しです。

出産間近になり、カミさんは実家に一旦帰省。里帰り出産です。
里帰りといっても自宅からカミさんの実家、出産予定の病院までは3,40分もあれば行ける距離です。
出産予定日よりも2週間早いタイミングでの早朝、義母から電話がありました。
実は、夜中に破水して今病院にいると。しかも、もうすぐ生まれそうだと。

!!!!

急いで病院に駆けつけました。
政子なのか、はたまた卑弥呼なのか、とにかく我が子が誕生しようとしているのです。

義母と義父の姿を見つけ、病室に案内してもらうと、グッタリとしたカミさんの姿がそこにはありました。
グッタリしていると思いきや、時々、急に苦しそうに呻きだします。これが陣痛というものなのでしょうか。大丈夫じゃないのはわかっています。でも、愚かな私は声をかけます。
「大丈夫?」
「大丈夫じゃない。。。」
グッタリしたカミさんは答えます。

わかっています。見た感じでわかります。
助産婦さんが寄ってきて、
「あれ?もうお父さん来たの?まだまだ生まれてこないわよ。早くて夜ね」
と、余裕たっぷりの発言。
もうすぐ生まれそう、というのは義母の早とちりでした。
まだ、早朝です。カミさんは少なくとも夜まで、この痛みに耐えなければならないのでしょうか。
助産師さんに、私にできることはないか?と尋ねると、カミさんの横にある装置の脇を指差しました。

そこには、テニスボールがいくつかありました。

助産師さんが言うには、妊婦が痛がっている時、肛門にグッとテニスボールを押し当てると痛みが和らぐというのです。

肛門にテニスボール。ポニーテールにシュシュのようなリズムです。

そこには、どれだけの妊婦さんが使用したかわからない使い古されたテニスボールがいくつかあります。
ここは病院です。不衛生なものはないと信じつつも、なるべく綺麗なひとつを選んで手に取ります。

とりあえず、グッタリしているカミさんの肛門にテニスボールをグッと押し当てます。
「今じゃない!」とブチギレた後、「痛い、今。。。」と息も絶え絶えに言います。
あまり効果がないようです。
2,3回繰り返すとあることに気づきました。
テニスボールの横にあるカミさんに繋がっている装置(しらべると分娩監視装置(NST)というらしい)の針の指す値が高くなると、痛がっているようなのです。波形を見ていると、なんとなく針が上がり値が高くなるタイミングがわかります。
試しに、値が高くなりそうなタイミングでテニスボールをグッと肛門に押し当ててみると、
「それ!すごい楽!」とカミさん。
コツをつかんだ私は、もうプロの肛門テニスボールプッシャーです。
カミさんも痛みが和らいだのか、普通に会話ができるようになりました。

「名前決めた?」

女の子とわかってから、私は候補は出すも、やはり女の子の名前は母親が決めた方が良いとなり、名前を決めるのはカミさんとなっていたのです。

「そんなこと今は考えられない。生まれてから決める」

痛みが少し和らいだとはいえ、そんな状況ではないらしい。そりゃそうです。

「それより仕事大丈夫?まだ生まれなさそうだし、お母さんがいるからこっちは大丈夫」

午後に打ち合わせがあった私は、肛門テニスボールプッシャーの仕事を義母に任せて、一旦病院を離れることにしました。

「お母さん、そうじゃない!!」

後ろでカミさんの苦しそうな声が聞こえました。義母はまだアマチュアのようです。

打ち合わせを終え、夕方再び病院に向かうと義父が、

「一杯行こう。男にできることは何もないから」と。

甘い誘惑。肛門テニスボールプッシャーの仕事では少しは役に立った気もしますが、もう既にテニスボールも効かなくなっているらしい。
カミさんは朝よりグッタリしている。病院に来てから 17時間は経っている。ほとんど寝れていない。話かけるのも気を遣う。私は「がんばれ」の一言をかけて、義父と外に出るのでした。カミさんは、言われなくてもがんばってるんだよ!と思っているでしょう。

近所の定食屋でビールを一杯。
男の無力さを語り合い一息つくと義父が、
「卑弥呼か政子だっけ?名前。どっちでも良いけど、どっちも無いな〜。特に卑弥呼はないんじゃない?」
周りの人は大体同じ意見です。どっちかなら、政子が良いと。
そう言われると、そんな気持ちになってくるので、人間とは面白いものです。
「決めるのは娘さん(カミさん)なので、それに従います。そろそろ病院に戻りませんか」と言って名前の話は終わりにしました。

病院に戻ると状況が一変していました。
カミさんの体力がもたないとの医師の判断で、分娩室に行くというのです。
「ほら、竜馬くんも中に」
と義母に促され、分娩室に。
事前にカミさんと話し、血とか痛がっている様子を見たくない(カミさんも見られたくない)から立ち会いはしないという話だったのに。結局、義母と2人で見守ることになりました。

しかし、なかなか生まれない。なんちゃら促進剤を点滴しても出てこない。
頑固ものか?お母さんがこれだけがんばっているのに、何で出てこないのですか?
政子だったら、親族にやさしいんじゃなかったですか?
卑弥呼なら何かしらの祈りでなんとかならないもんですか?

数回のチャレンジは失敗し自力では無理と医師の判断。吸引か帝王切開かを選択することになりました。
政子なのか卑弥呼なのか、我が子はお腹の中で元気のようで、吸引という選択肢があるとの説明も受けました。
私には選択できません。もちろん当事者ではありますが、何もできませんから。無力を痛感します。
医師からリスクの説明などを受け、カミさんはここまで頑張ったんだからお腹を切りたくない、と吸引を選びました。
吸引での分娩が始まりました。

それでも、出てきません、全然生まれません。

「チャンスはあと2回です。それでも出なければ母子共に危険な状態になるので帝王切開に切り替えます」

最後通告です。カミさんが病院に来てから23時間程経過しています。息も絶え絶えです。

吸引ラスト1/2トライ。。。。。。
出てきません、生まれません。

我が子よ。今のところお前の名前は政子か卑弥呼が有力なのではないのか?
岩戸伝説の天照大神ではないのだから、お願いだから、早く生まれてきてください!

無事生まれてくるように祈ることと、カミさんを励ますことしかできません。

ラストトライ。

その時です、カミさんの腹の上に男性の助産師さんが片膝を立てて乗ったのです!
義母は「もう、見てられない!!」と分娩室から出て行ってしまいました。
私だって見てられません。
助産師さんは、カミさんの腹の上に乗って我が子を押し出そうとしているのです。
政子とか卑弥呼とかもう、どうでもいいです。
出そうで出ないワサビかカラシです、チューブのヤツです。
いや、無事に生まれてきてくれればいい。
お願いします。

吸引と押し出しの末、、、、産声が響きました!

やった!カミさんも安堵の表情です。よく頑張りました。
横には、生まれたての、吸引で頭のトンがった、コーンヘッズのような娘がいます。
トンがった頭は吸引あるあるのようで、しばらくすると戻ると聞き安心しました。
この子は政子なのか卑弥呼なのか。顔を見ても私にはわかりません。
カミさんは疲れ切ってはいますが、やさしく微笑んでいます。お疲れ様でした。とりあえず、ゆっくり休みましょう。
カミさんと娘を残して、皆、家に帰って行きました。
午前2時を回っていました。

次の日、カミさんのお見舞いに、娘に会いに病院へ行きました。
まだ疲れの取れていない様子のカミさんが言いました。
「私、この子の名前決めた」
ついに、ついに名前が決まる時が来ました。
この時には、やっぱり卑弥呼はないかな、、、という気分になっていましたが、決めるのはカミさんです。昨日、あんなに頑張ったカミさんが決めるのです。そのカミさんが決めた名前ならば、もう、どっちでもいいです。

「○○にする」

卑弥呼でも政子でもありませんでした。。。

「やっぱり卑弥呼はないかなかって。政子はいいっちゃいいんだけど、私も『子』ついてるしお母さんも『子』ついてるし、お義母さんもついてるでしょ。イマドキの子供って『子』ついてないから『子』はつけたくないと思って考えたの、どう?」

文句などありません。。。

「いい名前だね。いいと思う」

それから10数年経ち、NHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。
小池栄子演じる北条政子を見ながら、
「お前の名前、この北条政子からパクって政子になるかもしれなかったんだよ」
なんていう会話がなされるわけはありません。
だって、娘にチャンネル権を取られ、日曜20時の我が家のテレビジョンには「世界の果てまでイッテQ!」が映っているのですから。
ネットニュースで「鎌倉殿の13人」が取り上げられる度に、娘に政子って名付けようとしていたなぁとしみじみ思うだけです。

これが「私と北条政子」なのでした。