新宿で家族で挑戦したリアル脱出ゲームが思い出に残った話

リアル体験脱出ゲームに挑戦してみた。

オジサンが何をやってるんだ、、、。と言われても理由がある。

GW最後の日、たまたま塾・部活・習い事がなく受験生の娘がOFF、そろそろ家族揃って出かけられる機会はそんなにないのでは?(親となんて出かけたくないでしょ、高校生になったら特に)

という訳で、相変わらずノープランで遅い朝に出発。
行き先は、新宿。
「東急歌舞伎町タワー」へ。
新しいスポットだし、行けばなんとかなるんじゃない? とカミさん。

結論から言うと、ゲーセンのクレーンゲームをやって終了。
なんともならなかった。
ジェンダーレストイレで用は足したけれども、さてどうする?と。

新宿ダンジョン攻略体験施設「THE TOKYO MATRIX」というのがあると。

挑戦しようと思った。ここでしか体験できないことだから。
しかし、参加者全員が会員登録しなければいけない、ということが越えられないハードルとなった。
(そのハードルを越えてまで、3人ともやりたいと思わなかった)
そこでしか体験できないことを体験しないと、似たり寄ったりのスポットばかりになりがちになる。わざわざ遠出しなくても、、、となってしまう。

何か爪痕を残したい。思い出を残したいと思うカミさん。
新宿近辺で何かないか調べてみる。調べようにも何を調べて良いかわからない。

「なんかやりたいことないの?」と娘に聞く。
「うーん、リアル脱出ゲーム!」

2人は以前、リアル脱出ゲームを体験して楽しかった模様。
とりあえず、ググる。
評価が高いお店が代々木にあった。

NoEscape新宿店

予約なしでもできそう、ということで、とりあえず行ってみる。

代々木駅から歩く。
雨だからかあんまり人がいない。
お店があるマンションの前に着く。

「え!?ここ?、やっぱやめようよ」と娘。

決して新しくないマンション。人の気配もない。
入り口の前に飾り気のない看板が一つ置いてあるだけ。
以前行ったリアル脱出ゲームのお店はキラキラしていて、複数のグループが同時に謎解きに挑戦する、みたいなワイワイガヤガヤ、楽しげな雰囲気だったようで、ギャップを感じたらしい。

折角来たんだから、、、とエレベーターに乗って対象階へ。

誰もいない。受付もない。
ざっと見渡すと、1フロア全部借りているようだ。
一部屋一部屋、それぞれ別の脱出ゲームになっているっぽい。
リーフレットがあり、50分脱出ゲームは予約制、20分脱出ゲームは予約は要らないとある。
壁にある手書きの満空情報には、50分脱出ゲームは満、20分脱出ゲームは空とある。
遊べそうだ。

しかし、受付がない。
ゲームをやってそうな部屋には入りづらい。
よくみると、エレベーターを降りた右手の部屋には、「グッズ販売」とある。
グッズ販売しているなら、誰かいるだろうと入ってみると、スッタフさんと遭遇。

20分脱出ゲームはすぐ遊べるとのことで、お願いする。
手続きをして、3畳ほどの部屋に案内される。

ケータイでの撮影はNGなど説明を受ける。
なるほど、ネタバレするからか、と思いつつ説明終了。

スタッフさんが出て行き、外から鍵が閉められる。
3畳くらいの部屋に家族3人が閉じ込められる。

プロジェクターからストーリーが流れる。
ミッションの説明だ。
プロジェクターからの映像が、20分のカウントダウンの映像に切り替わる。

「え!?もうはじまってるの?」と軽くパニクるファミリー。

周りにある物を観察、利用、考えて、謎解きのはじまり。。。

詳細は書けないので書かないが、手も足も出ず、結局時間切れ。脱出できなかった。

が、
「楽しかった!」と娘。
娘が楽しんでくれたならオールオッケー。
確かに楽しかった。

3畳ほどの密室とストーリーと謎。
シンプルにこれだけで、楽しめるんだ!と。

コンテンツの力ってやっぱりすごいなぁと改めて。
シンプルなのもいい。
紙とペンだけあれば、すごい作品を作れる人だっているし、身体一つですごい表現をする人だっている。
原点回帰。

勉強になった1日。