今さら、ピンポンを観てみた@Amazon Prime VIDEO

松本大洋の作品は

大好きで、スピリッツの連載なんか、毎週楽しみにしていたもの。
鉄コン筋クリート」なんかグッとくるんですが、リオオリンピックも終わり、卓球に注目が集まったところで、そういえば、「ピンポン」の映画観てないなと。

映画化されたのが2002年(!!)

当時、観たという仲間に感想を聞いてみると、みんな良かったと言っていた記憶。
よし、観ようと思いつつ、映画館では観られなくなり、レンタルで観ようと思うも、そもそも、レンタルビデオ屋に行かない(会員カードも持ってない)ので、ズルズルと既に2016年になっていると。。。

なんでズルズルと時ばかりが過ぎてしまったのかっていうのは、忘れていた、というのが最も大きいですが、好きな漫画が実写化されたものを観る、ということが怖いわけです。
小説ならまだしも、漫画だと既に画が見えてますからね。
あんまり良くなかったら(自分が思い描いてるモノじゃなかったら)どうしよう…という恐怖が、なかなか前に進ませなかったのです。

そういえば、Amazon Prime会員なんだから、使わなきゃもったいない!と映画でも観ようと思いレコメンドに出てきた「ピンポン」。

観ちゃおうと、ちょっとだけ恐る恐る。。

なんの心配もいらなかった。

面白いし、原作の世界観も崩れてないし、この微妙な男の世界観っていったら、良いですね。
R134沿いの風景もやっぱ良いなぁーと。SUPERCARの音楽もグッド。
14年経っても古臭くない。
古臭くならないコンテンツってのは、すごく重要だと思うのです。死ぬまでにそんなのを作りたいもんです。
脚本が宮藤官九郎だったんですね。松尾スズキも冒頭から出るし。
大人計画ってなんかすごい集団ですよね。あんなに個性的な人たちが集まってて、芝居は面白いし、個人的にブレイクする人がポンポン出て、あの人が”集まる仕組み”と”育つ仕組み”と”個人もブレイクするけど劇団に所属し続ける”っていう仕組みって、見える化というか、メソッド化できたら、この時代、色んな企業が欲しがるでしょうね。

結局、涙がちょちょぎれつつつ、存分に楽しみ、古臭くならないコンテンツは重要だ!と再確認した秋。

AmazonはPrime会員を増やそうとしているようですが、会員からすると、サービスが拡充されて良いなぁーと。もっと使わなきゃ。
会員になった理由は数年前、子供の行事で必要なフォーマルな靴を買う必要があったのだけれども、必要な日は2日後、今日も明日も買いに行く暇がない、じゃー翌日届くPrime会員に、、、という流れで入ってしまってそのまま。
翌日とか即日配達ってやっぱスゴイ。
気がつくと世の中どんどん便利になっており、Amazonビデオ、ミュージックをもっと使おう!と、まんまとAmazonの作戦にハマったのでありました。