世界市場予測、ネットの広告費がテレビを抜くようです。

2017/06/03

20170406の日経の記事

広告費、ネットが初の首位 17年世界市場予測」によると、
世界市場において、

インターネット広告費は2017年に2000億ドル(約22兆円)を突破して初の首位に立つ見通し。

とのこと。

インターネット元年と言われる1995年から22年、やっとといえばやっと、あっという間といえばあっという間な印象。

みんなスマホを持ち、これだけメディアも増えれば当然っちゃー当然だけれども、22年前を思い出すと、ダイヤルアップでネットに接続、テレホーダイだからネット閲覧は23時以降、メールをやるくらい、という享受するだけで何にも考えていない、バンドばっかりやっていた自分は、今みたいな未来は想像してなかったなぁ。
タイムマシンでもあったら、当時の自分に教えてあげたい。

そして、これからはもっと早く、いろんなことが変わっていくのだろうなぁとしみじみ。そんな未来を良い方向に変える一端を担えるようにがんばろうとコツコツですね。テクノロジーに限らず。

広告費はネットがトップに躍り出そう、

そんな中、出版業界はどうだろう?(国内)と文化通信の「出版科研、2016年の出版市場は1兆6618億円に」見てみると、

出版科学研究所は1月25日、2016年1~12月の書籍・雑誌販売額が1兆4709億円、前年比3・4%減となったことを発表した。電子出版市場は1909億円、同27・1%増で、紙と電子を合わせた出版市場全体は1兆6618億円、同0・6%減となる。

パーセントで増減を数字にしてみると、
○書籍・雑誌販売額は前年より、だいたい510億円のマイナス
○電子出版市場は前年より、だいたい408億円のプラス
○出版市場全体は前年より、だいたい100億円のマイナス

しかし、電子出版市場の増加率はハンパないですねぇ。
図でみるとよくわかる。
マイナビニュース「電子書籍市場規模、2020年度は推計3,000億円に」

自分が電子書籍と紙の間でウンウンやっていた2011年頃は、
○出版市場:1兆8000億円くらい
○電子書籍市場:650億円くらい
だったはずなので、5年で結構違いますね。

広告費と比べてみる。
*広告の数字は日本の広告費を参考。

*単位:億円 2011 2016 増減率
出版市場 18000 14709 -18.28%
電子書籍市場 650 1909 193.69%
合計 18650 16618 -10.90%
新聞広告費 5990 5431 -9.33%
雑誌広告費 2542 2223 -12.55%
ラジオ広告費 1247 1285 3.05%
テレビ広告費 17237 18374 6.60%
インターネット広告費 8062 10378 28.73%
合計 35078 37691 7.45%

 

 

出版業界は小さくなり、広告業界は大きくなり、どちらもインターネット分野が伸び、電子書籍のここ5年の伸び率はすごい、と。。。

2020年、オリンピックの影響で街のコンビニからエロ本が消えることになっているようですが、電子書籍で流通するのでしょうか?そもそもエロ本という概念がその頃あるのでしょうか?