「サラバ!」西加奈子
特に予定もない年末年始2017~2018。
どうせ暇だから本でも読もうと、本屋にぶらり。
amazonは便利だけれど、本屋さんはやっぱり好きな場所だなぁ。
5年前も同じようなことを思ってた年末だったんだと。。。
そこでずっと読みたかった「サラバ!」西加奈子を購入。
読みたかったんなら読めよ、と思うのだが、なぜ読まなかったか?というと、上下巻の単行本という点。
やっぱ長いと手が伸びずらい。それに面白いなったら、続きが気になってどんどん読みたくなる性質で、他のことが手につかなくなってしまうので避けている。
この度、文庫で上中下卷での展開という、これまた長さを感じるが暇な年末年始、ゆっくり読みますかと。
結局、ゆっくり読めない面白さ!
1日半で終了。
はたから見たら、父親は読書、娘は漫画とゲームと宿題、というあまり動作のない、特に父親にいたっては、ほぼ動かないという年末の2日間。
しかし、父親の心の中は揺れに揺れていたのだった。
目次だけ抜粋
・サラバ! 上
第一章 猟奇的な姉と、僕の幼少時代
第二章 エジプト、カイロ、ザマレク・サラバ! 中
第三章 サトラコヲモンサマ誕生
第四章 圷家の、あるいは今橋家の、完全なる崩壊・サラバ! 下
第五章 残酷な未来
第六章 「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
この言葉の強いこと。
こんなに面白い本、もっと早く読んでおけば良かった、と思いつつ、このタイミングじゃないと、電車の中で読んでは目的地を通り過ぎ、夜は眠れず次の日辛く、とか、どうせろくなことがなかったであろう。
読書って見た目以上に豊かな時を過ごせますなぁ。